事業内容のご紹介

沖縄には不発弾が未だ2,000トンも、地中や海中に埋もれていると言われております。

砲弾等は鉄で作られているため、鉄の特徴である強磁性体の性質を利用し探査することを磁気探査といいます。

建設工事や改良工事等に先立ち磁気探査を行いますが、工事の目的に応じて探査方法が異なります。それぞれの現場に最適な方法で、お客様のご希望に沿うように早く正確な磁気探査を行います。

磁気探査

【水平・経層探査】

地表面のみの水平探査、0.5m~1.0m毎計画深度まで探査を実施する経層探査は、道路改良工事や土地造成工事など比較的施工深度が浅い工事の事前探査で工事の安全確保の為に実施します。

探査方法は、平坦地などにおいて平面的に探査を実施した後、解析を行い不発弾等の有無、埋没位置の把握を行い、写真のようにセンサーを人力で移動させ磁気異常を検知します。測定された磁気異常波形を解析することにより磁気量・埋没深度・平面位置を算出します。

【鉛直探査】

鉛直探査とは、ボーリング孔を用いて鉛直方向に探査を実施した後、解析を行い不発弾等の有無、埋没位置の把握を行う方法で、地下深い位置の不発弾等を探査することを目的としています。このことから、土留め矢板や杭の施工など比較的深く狭い範囲の時に鉛直探査を行います。

探査方法は、ボーリングマシンにより調査孔を0.3m~1.0m毎に削孔しながらセンサーを調査孔に挿入し磁気異常の有無を確認し、計画予定深度まで鉛直探査を実施し、測定された磁気異常波形を解析する事により、磁気量・埋没深度・調査孔中心からの距離を算出します。

【確認探査】

確認探査は、水平・経層・鉛直探査により明らかとなった磁気異常点が不発弾等か他の鉄類かを判断するため、磁気異常点を掘削してその物を確認する発掘確認作業、撤去・回収作業です。確認されたものが、危険物以外の異常物であれば撤去し、不発弾等の危険物が確認された場合には直ちに関係機関に連絡し処理します。

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地質調査

当社では、構造物(建物など)を施工する前の事前の地質・土質調査を行っています。構造物基礎や土構造物の建設に際して、その基礎地盤や土の諸性質を把握し、設計に必要な資料を提供致します。

事業内容のご紹介

測量

陸上における測量業務には、基準点測量、水準測量、路線測量、現況測量など多様にあります。当社では、お客様のご希望に沿うように必要に応じてそれらに見合った早く正確な測量を行います。

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支援事業、補助金の申請等もおこなっておりますので、公共や民間問わず各種手続きから測量・地質調査・磁気探査の実施まで、すべて弊社にお任せください。

 

住宅、アパートの建築を考えている皆様へ

建設予定地の不発弾事前調査費用は原則全額補助されます。補助金の申請等もお任せください。

沖縄県庁のホームページに、「沖縄県内で、住宅等の新築・建て替えやその他工事を予定している個人や事業者の方を対象に、工事予定地の磁気探査費用を補助しています。」という記載がされていますのでご確認ください。

沖縄県庁ホームページ

不発弾等事前調査データベース

不発弾等事前調査データベースは磁気探査を実施したデータ、発見弾情報から得られる発見場所や数量・弾種等を集計し、その結果を地形図及び航空写真上に表示されているものです。土地活用をお考えの方はご確認いただくことをお勧めいたします。

不発弾等事前調査データベース

陸上自衛隊 第15旅団

陸上自衛隊第15旅団は沖縄県の不発弾処理を行っています。ホームページにて、現在の不発弾処理の件数等を確認することができますので、ぜひご覧ください。

陸上自衛隊 第15旅団 ホームページ